2015年5月26日火曜日

「脱臼うさぎ」その1537  USAKOさんの腫瘍。

USAKOさんの開帳肢。

EZ症の心配はない・・・とのことで、
全身のレントゲンを撮ってもらいました。
レントゲンを撮るにあたって、気になる点を一か所追加。

右肩のあたりに「しこり」を感じた母です。

撮影結果・・・
股関節初め足の骨に骨折脱臼見当たらない。
開脚肢のことを考えると、問題があればお尻のあたりでしょう・・

今回のレントゲンはその方向は撮影なし。

えっ?そこのところ確認しない????

右肩・・人間に言うならば、肩甲骨に腫れがある。
検針の結果、腫瘍との診断。

組織細胞診するには麻酔を使わざる負えないので、
年齢的にリスクが高すぎる。
そして、細胞診できたとしての結果が悪性だった場合、
全身麻酔により摘出手術はUSAKOさんの場合、無理だと判断する。
ということです。

(開帳肢のこと、この時点で吹っ飛んでしまいました。)

そう、判断は飼い主のわたしにゆだねられました。
Dr.の診断・見解を押しても
細胞診を進めるべきか?
その結果、良性だったら経過観察としてもいいのかもしれませんが、、
反対に、細胞診を乗り越えたとして、
検査結果が悪性だった場合、摘出手術に踏み出せるか?
悪性と知りながら、ゆったり余生を送らせたほうがいいのか?

年齢的に、急激に腫瘍が大きくなるとも考えられないけれど、
今『食べられるようになった』状態を維持するほうがいいのでは?

セカンドオピニオンを受けて、
細胞診を引き受けてくれるDr.がいたとしても・・・・・
やっぱり堂々巡りです。
良性ならいいけれど、悪性なら摘出手術を受けさせるのかどうか?

USAKOさん自身、腫瘍を痛がる様子はないです。
気にかける様子もないです。
今朝も一生懸命食べています。
病院の帰りは咽喉乾きにやった大葉の二枚を平らげました。

小さなしこりがあったのでしょう。
撫でまわしていたはずなのに、
歳をとって体の張りもなくなり、ゴツゴツと背骨を掌に感じていました。
その延長での肩甲骨の手触りだとばかり思っていました。
うかつでした。
もっと小さなうちにDr.に訴えていたら・・と。
ここでも『飼育の失敗』の後悔が大波のように打ち寄せています。

足元のちぐらの中で転寝にいそしんでいるUSAKOさんがいます。


そうこうしているうちに日は過ぎていきました。
週が変わりました。
USAKOさんの食欲は、ほぼ元通りです。

開帳肢でお尻も尻尾もおしっこで濡れます。
おしっこで濡れた毛にうんころが絡み付きます。
朝夕、お尻の手入れが日課になりました。


「どうしようか?」「どうしたらいいのか?」と、考えていても始まらない。

momopyonbabaさん。チーママさん、りんママさんからの
ありがたく心強いアドバイスや、参考サイトのご紹介を頂きました。

出来るだけのことを、やれることを探してみようと。
掛かりつけのDr.以外に、USAKOさんの状態を診断してくれる
Dr.探しから始めました。

自分自身に納得できる形にしたかったのです。
もちろん、USAKOさんの元気が第一です。

とある「動物病院」を見つけました。
一軒目、「うちはここのところ兎は診ていないんですよ」って。
そう、断られたのです。
もっとも、この門前払いされた状態じゃぁ、診てもらえたとしても
こちらがヘ(;・・)ノ ピョーン°゜°スタコラサッと逃げ出していたかもしれませんね。

でもね、門前払いされて反ってよかった。
次に連絡取れた「動物病院」が「セカンドオピニオン」として
診てくださるというお返事もらいました。

「出直すのも本兎(ほんにん)のストレスになるから、
できれば今の時点でそちらに向かいたい」というと、
時間調整してくださったので、車をそちらに向けて走らせました。



右肩・・・エコー撮影のため、毛を剃りました。

全身状態、血液検査、血液塗抹検査の結果、数値的には、
腫瘍摘出手術には耐えられるとの所見でした。
ただ一つ懸念が

全身のレントゲン。
「この子はお腹いっぱい食べていますねぇ(笑)と、
レントゲン画像に写った胃の影を見てDr。の感想。
結局、骨盤にあたりに骨折の箇所が見つかりました。
開帳肢の原因は「これ」だと思われるとのこと。

この骨折が、歳を取ったためだったのか、
記憶を手繰ったある日の「タッピング」のせいなのかは不明。

掛かりつけDr.も、問題があるとしたら、
お尻のあたり・・・とは言っていましたが、
レントゲン画像もそこまで撮りませんでしたっけ。
まあ、うさぎの場合、
脱臼・骨折したとしても「外科的」な治療はないという
事が基本ですからねぇ。

脱臼足に骨折の開帳肢。
それでも「いきたい」ところへ「行こう」とする本能なのか、
USAKOさんの気力なのか。
両前足の親指(?)の付け根に赤くなった【たこ】ができていました。

それを見てDr.が「がんばったのね、痛かったでしょ?」ってナデナデ。

頑張り屋のUSAKOさんです。
USAKOさんは強い子です。

血液・生化学検査の結果は




そうそう。レントゲン画像は、細胞診検査の結果が出る日に
分けてもらえることになっています。
ALP(アルカリフォターゼ)の数値が高いけれど、
これが骨盤付近の骨折のためなのかどうか、
結論付ける高数値ではないようだと。

個体差も考慮したとしても
何せ、USAKOさんの正常値という資料がこの病院ではないのですから、
比較ができない。
確かに骨盤の近くの骨折がありますので、
白血球の増加・・・炎症・感染・・・を診ても
「多分これが数値上昇の大きい原因かと思います」。

「細胞診の結果が出てからになりますが、
今日の血液・生化学検査数値結果だけを見ますと、
USAKOちゃんは、手術は十分できるかと思います。
ただ気がかりな点が一つ。」とおっしゃって、
レントゲンを今一度指示しました。

そこに映っているのはUSAKOさんの「肺」の画像。
高齢のためか、はたまた持って生まれたものか、なんらの病変か、
(生化学諸々の検査では不明でした)小さめなので、
麻酔に対して唯一懸念 があるとしたら、その「肺」。
 
それさえクリアーできたら、
しこりはエコー検査でもレントゲン撮影でも骨にまで浸潤していない
ようなので、摘出そのものはやりやすいものと思います。
というDr.の見解でした。


5月29日AM8:45追加  上記「肺」の件。 
 2015年8月3日に「肺炎」の診断受けていました。 
このせいかしら?


トリミングしてもらい、(足や尻尾がおしっこ色に染まっていますが、
湿り気もなく手触りはフワフワ)

お尻も尻尾もフッサフサ♪
今後のことを考えたら、刈っちゃっていたほうがいいのかと。
肩もエコー検査のために円く刈られたし・・
(あぁ、承諾はしていましたよ)

おぉ!マルガリータ~~~~♪ なんて冗談が浮かぶほど
気持ちがちょっと楽になった母のわたしです。


今朝は、おしっこの跡とうんころが絡み付いてはいましたが、
毛のない部分、お湯で絞ったタオルで拭き拭きが楽でした。

家ではやっぱりなかなかできないので、
チーママさんはこゆちゃんのお尻洗い上手かったようですが、
真似っこはできず、いつも不完全。

プロはプロですね。
こんなにきれいになって、USAKOさんも快適なら
トリミング外注もいいかもね。だだし、週一ってわけにいかないなぁ。
うちのお財布事情・・・(*^_^*)


手術のことは週末の細胞診の結果を聞いて、
Dr.と相談します。

良性だったら、案外このままのほうがいいのかな?とも思います。
本兎(ほんにん)の意思確認ができたならなぁ。

ね、USAKO、どうしたい?




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★頂いたコメントの返信

*りんママさんへ
今日もありがとうございます。

結局は自己満足なのかもしれません。
言葉で通じないから推測ばかり。
それも自分勝手な解釈かも。
それでも「納得」したかったのです。
昨日今日のできたしこりではない。見逃していたのかと
自分自身を責めることが嫌だったのかもしれません。

後ろ足の運びも日に日に本兎なりに上手になりました。
検査の結果・・・どちらを選択するか、とにかくUSAKOによいと思う
方を選ぼうと思います。
   (2015.5.26pm7:41 追記)

*momopyonbabaさんへ
セカンドオピニオンのDr.として、
いい巡り合わせに感謝しています。
もしも、これがUSAKOの運の強さによるDr.と出会いであるなら、
babaさんのおっしゃるように、ラッキーな方向へ進む筋書かと。
時間の許す限り、ゆっくり考えます。
USAKOは、食欲旺盛です。(^o^)
   (2015.5.27am4:39 追記)

2 件のコメント:

りんママ さんのコメント...

USAKOちゃんも母さんも頑張って見つけましたね。

原因が分かって一歩前進。
相手が判れば、考えようもあるというもの。

骨折に関しては、獣医療も進んで、創外固定手術での治療が増えてきているようです。
部位や年齢などでも異なるでしょうけど。
言葉を話してくれれば良いんですけどね。

検査結果よいものでありますよう祈っております。

momopyonbaba さんのコメント...

お母様良い決定とbaba思います。セカンドオピニオンは必要だと思います。結果が良いにしろ、悪いにしろ. 今、医療が発達してる中、より良い治療を目ざして色々な考え、方法が生みだされて訳ですから、その機会がセカンド、サードオピニオンだと思います。 USAKOさんは強い兎さん、そして、ラッキーな兎さんだとbabaは信じてます。