「脱臼うさぎ」その２０９ 「おでかけですか？う・う・うのうさこさぁん」

ほらほら、お嬢様が今日もまた「出してくらさいな」

「出せぇ～！」とばかりにケージの扉にかじりついて

「ガタガタ」させています。先日から続く行動の大胆さが

（母には「オイタ」に思えますが、うさぎ故の習性ですわね）

母の怒りを買って、ケージに閉じ込められたと思っているようです。

昨日は母の「書き物（お手紙ですけれどね）」の邪魔をしてほしくなくて

ケージに付属させたサークルの中で少々我慢して

もらってっただけですのに・・ね。

今日も自分は閉じ込められたと思っているよう。

小さな学習しないから大きな勘違いをしているお嬢様。

ほらね、ボルトの方なんか見向きもしない。
おやおや・・・鼻先で「グイ！」と押したら扉が少々開きました。

フムフム・・さては気づいたかな？ボルト掛かってていないって言うことに。
それなら後はどうやって「お出になる？」

グイグイと鼻先で押し続け、（鼻先がケージの格子枠に

スッポリはまりこんでいますよ）首をを延ばし・・ギギギィと扉を。

お見事！お見事！それだけ扉が開けばもう出ることできるでしょ？
ケージをピョ～ンと跳び出したお嬢様。
「お出かけですか？う・う・う・のうさこさぁん」
「脱臼うさぎ」はケージを跳び出して

一目散に座卓の下へ駆け込みました。

そしてほら見てやってください。扉を自分で開けて出てきたことを
とっても得意そうな顔で母のほうを見たのです。

母を見てると言うより、それってもしかして 目線？

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お帰りにカチッ、カチッと