「脱臼うさぎ」その１９８ 夏休み絵日記 ５

８月〇日。今日は「お祭り」ですって。
夏休みには「お祭り」のひとつはつき物ですって。
へぇ～。そうなの！？

朝から「パンパン」と花火が上がり・・・おかぁさまが言うには

町内御輿（みこし）の出発の合図の花火だそうです。

わたしは「パンパン」と言うその音に、ちょっとビクビクしました。

だって、お耳にすごくよく聞こえたんですもの。

なに(・・?なに(・・?　と。

そしたらまもなく「ドンドン、ピィーピィー」と言う音が・・。

なにが起きたの？なんなのよ？

お外では「ドンドン、ピィーピィー」と「ワッショイ！ワッショイ！」も
聞こえます。わたしほんと、ビックリしちゃってね、

ケージに大急ぎで逃げ込みました。

そしたらね、そしたら・・・おかぁさまが・・・・

またまた<`ヘ´>なことしてくれました。おかぁさま、「あらぁ、よく似合うじゃないの！」って言うんですけれど、
ほっといてくらぁさい・・・ですわ。

「お祭りだわ。お祭りよ！」っておかぁさまはいいながら
わたしにこんなことさせたのです。

ね、「ねじりハチマキ」どころか、わたしに言わせれば、

マフラーと変わりなし・・・。

ただ一言。ジャマなのよ！！ジャマでしかない！！と

今日の日記には書いておこうと思うの。

「脱臼うさぎ」の豆絞りのねじりハチマキ・・お気に召さなかったようで。
「祭り気分」を味あわせようとの母の気持ち・・・・・

小さな親切、大きなお世話と言うところのようです。

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お帰りにカチッ、カチッと