「脱臼うさぎ」その２０２ 夏休み絵日記 ９

８月〇日。夜にお外で「ドド～ン！ドド～ン！パチパチ・・・」と

音がしました。そういえば昨日も一昨日も聞こえたわよ、おかぁさま。

なぁに？って聞いたらね、「花火、打ち上げ花火」だっていうの。
一昨日は遠くだったんだけれど、昨日は大きな音でした。

わたしは「ドド～ン」という音にビックリ。

お耳がその音をしっかり拾ったんですもの。

「あらあら、リモコンパラボラアンテナみたいね」っておかぁさま。 大そぎでおかぁさまの足に逃げ込みました。花火って何よ？
きれいだって言うんだけれど、・・・ヒュゥ～ッ！ド、ドゥ～ン！
わたしは、ほんとにほんとにビックリ、ビックリでした。　「花火見る？　窓から見えるわよ」　っておかぁさまがおっしゃいましたが、わたしは見たくありませんでした。
音だけでビビッています。
きれいだとはいうけれど、わたしの目にはきっとピカピカと光って見えるだけかも・・　

ねぇ、それよりもおかぁさま、これっていつまで？

「夏休み絵日記」というのは？
　わたしもうだめかも・・と今日の日記に書いておこうと思うの。「夏休み絵日記」はお疲れですか？もう少し「素材提供」しなさいな。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

代筆の母のために・・ね。だめ？
「脱臼うさぎ」は「夏休み絵日記」に限界が来たようです。
まぁなんとかなるでしょうよ、お嬢様しだいで・・(^_-)-☆

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お帰りにカチッ、カチッと