「脱臼うさぎ」その５３ おねだり・・必死なのよ。

「おはよう、お嬢様。
朝からなぁ～に？そんなに声を張り上げて・・
おとっと！声は出ないか、お嬢様は。
それにしても、なにをケージの中で「どたばた」しているの？
えぇ～っ！母の遅い朝食の「おすそ分け 」というの？
お嬢様、朝の餌（失礼）・・お食事は完食したでしょう？

そんなに食べると「メタボうさぎ」になっちゃうわよ。
タイトルも変更しなくちゃならなくなるし・・「脱臼足」に
負担が掛かると困るでしょう。それでもねだりますか？

　　　　　　　　　　　

　　 　　　　　　　　　　　　　　　　
必死なご様子のお嬢様。
　　　　　
最後の手段とばかりに、両手をそろえ
精一杯の「かわい子ぶりっ子」を演じます。
それでも駄目だと分かったら、なんとまぁ

　　　　　　　　　　　　　　　　とうとうすねちゃいました。

今日は母のお出かけが無いので、お留守番のお駄賃（ドライフルーツ）

にもありつけないお嬢様。

たまにはあるわよ、こんな日も。

人生ってそんなもんよ。思い通りには行かないってこと。」


なんだかおかぁさまおっしゃっていますが、
わたしにはです。わたしはただ、おかぁさまの「朝食のおこぼれ」
が欲しいだけなのに！！


「脱臼うさぎ」は人生の厳しさ（？）を、またひとつ学びました。

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