「脱臼うさぎ」その８８ ♪あるぅ～ひっ・・♪

「さてさてお嬢様、今日のご機嫌はいかが？」
春の花、パンジーがとってもきれい。木陰でひと休み。
わたし、今日はお外遊びもたっぷり・・（本当はもうちょっとお外に
いたかったんだけれど・・）。ご機嫌ですよ、おかぁさま♪ 。

　　　　　　　　　　　　　　　
「おやおや、お外から帰ってハーネス外したとたん・・・

（残っている食事には目もくれず）外遊びの後の「お手々」のお手入れを

はじめたお嬢様。なんだか楽しそう♪。とっても気分よさそうな感じです。

だって、えさ箱には知らん振りですものねぇ。

ハーネスを胴体にまわすとき、「あらまぁ、お嬢様。おなかがちょっと・・

ハーネスがまるで「ボンレスハム」のように食い込みませんか？

」とおかぁさまが聞くから、

わたし少し運動にがんばろうかと思うの。

それにおかぁさま、今日はわたしご機嫌よ・・♪フンフン・・♪

　　　　　　　　　　　　　　　
あんまりご機嫌さんに見えたので、鼻歌交じりで勝手に歌詞を

付けてみました。

たぶんこんな歌・・・・お手々をなめながら・・♪フンフン♪と
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　
「どうしたの、お嬢様。急にハッとしたような・・何かお気づき？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ、そうね。熊さん怖いわね、出会ったら。」
「ほほっ！賢いわねぇ。熊さん素通りしてくれるかもね。

そうやって死んだ振りしていたら」

「脱臼うさぎ」は今日の外遊びで、連日のご機嫌斜めも忘れたようです。

鼻歌で森の熊さんを歌っていました（？）が、出会ったら怖いんですって。

パンジー咲く庭のどこに熊さんと出会うって言うのか・・・・

いえいえ、お嬢様にしたら猫さんが熊さんになるのかもしれません。

さんと出会ったら、二度と「脱臼」はしたくないから、後ろ足で

威嚇しないで、今度はきっと死んだ振りするのかもしれません。

でもね、人間社会では熊と遭遇したとき、死んだ振りは通用しない

というのが定説ですが・・・お嬢様には内緒にしておきましょう。

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